細胞と遺伝子 第15回 がんとの共生を可能にするCAR-T細胞療法

CAR-T(カーティー)細胞療法は、T細胞の遺伝子を改変することでがん細胞への攻撃力を増強する治療法で、がんとの共生を可能にする画期的な手法として注目されている。血液がんでは高い治療効果を発揮しているものの、塊をつくって防御する固形がんを攻撃することは難しく、苦戦を強いられてきた。しかしそのハードルもやがてクリアできるはずだ。CAR-T細胞は長期間がんを攻撃する能力を持つ。がんと共生する時代がいよいよやってくるかもしれない。