生物 NEW 野本先生の腸内細菌と健康のお話45 腸内フローラ研究における知識創造 30代前半から現在に至るまで日本経済(日経)新聞を購読している。経済学はもちろんど素人であり、同紙の「私の履歴書」や「やさしい経済学」を一般常識として読ませていただく程度である。
食 気になる人の「気にする食卓」第91回 DJ KOO ダンス&ボーカルグループTRFのDJ&リーダーであり、エレクトロニック・ダンス・ミュージック、J-POP、アニソン、ゲーム音楽など幅広い音楽をDJスタイルでプレイするDJ KOOさん。2017年にTV番組の企画で人生初の人間ドックを受診して脳動脈瘤が見つかり、手術を受けた経験を生かし、現在は健KOO第一をモットーに活動を行っている。
生物 細胞と遺伝子 第32回 がん細胞のミトコンドリアが免疫療法の鍵となるか 免疫細胞のT細胞はがん細胞を攻撃する性質を持つ。一方、がん細胞にはT細胞の攻撃をかわす免疫チェックポイントと呼ばれる仕組みが備わっている。免疫チェックポイント阻害薬は、その仕組みにブレーキをかけることでT細胞を活性化させ、がん細胞を死滅させる。ただ、効く患者と効かない患者の差が大きく、その理由は長らく不明だったが、がん細胞が自らのミトコンドリアを免疫細胞に送り込んで入れ替え、T細胞の働きを制限することが明らかになった。
医学 〈シリーズ〉がんから身をまもる 第6回 緩和ケア つらさは痛みだけではない! 「心の叫び」に耳を傾ける 緩和ケアの対象は身体的な苦痛にとどまらず、精神的、社会的・経済的な苦しみなど、人が感じるあらゆる「痛み」に及ぶ。当然、痛み止めだけで問題が解決することはほとんどなく、すべての苦痛に最も有効とされるのは、実は患者とのコミュニケーションなのだという。「つらさを分かってもらえる」「理解してもらえる」と感じることで苦痛が和らぐこともある。事実、痛みの閾値が上がることが報告されている。緩和ケアは、患者が現実を受け入れることを見守る患者主体の医療といえよう。
医学 〈シリーズ〉がんから身をまもる 第6回 緩和ケア 診断された時点から始まる あらゆる苦痛に対処する医療 緩和ケアと聞くとがんの痛みを軽減する治療が想起されるが、実は、「生命を脅かす病に関連する問題」、すなわち命に関わる病気に起因するさまざまな苦痛に対処する医療だ。対象は身体的な痛みをはじめとして不安や精神的なつらさ、経済的な問題など多岐にわたるが、やはりがんの痛みへの関心が一番高い。治療法が進化して治療期間が長くなり、治療と並行して緩和ケアを行うことも増加しているという。緩和ケアは誰もが受けられる、痛みや苦しみを和らげる確かな医療なのだ。
栄養 特集 スポーツと栄養 運動習慣のある人は腸内細菌叢の多様性が高い 腸内細菌が生命活動と密接に関連することは周知の事実となり、1000種類に及ぶ腸内細菌で構成される生態系(腸内細菌叢)が健康に影響を与えることが明らかにされつつある。運動習慣がない人よりも、アスリートはもとより運動習慣がある人の腸内細菌の多様性が高いことが分かっており、運動と腸内細菌叢の関係性が指摘される。確かなメカニズムは解明されていないが、将来的には、腸内細菌叢の調整や改善がパフォーマンス向上や健康維持に貢献するのではないかと期待される。
栄養 特集 スポーツと栄養 アスリートの健康管理はエネルギー摂取が大きな課題 アスリートにとって栄養管理はパフォーマンスに直結する大切なテーマだ。特に女性アスリートは、運動量に見合った食事量が摂取できていないことによる利用可能エネルギー不足と、これに起因する視床下部性無月経、骨粗しょう症という“三主徴”に悩ませられることが多い。その背景には、体が軽いほうが良いパフォーマンスを発揮できるのではないかという“軽さ志向”があるという。しかし実際には、摂取エネルギー不足であることが多いため要注意。適切な栄養管理が重要だ。
栄養 特集 スポーツと栄養 持久力系・筋力系・球技—— 一般向け競技別「栄養戦略」 アスリートにとって栄養学に基づく最適な食事は、高度なパフォーマンスを発揮するために欠かせない要素だ。しかし、これはトップアスリートに限られた話ではない。健康意識の高まりとともに体を動かすことの重要性が認識されてきた現在は、幅広い世代でスポーツに親しむ人が増えている。その種類も多様化し、楽しみ方もさまざまだ。一方、食事への確かな意識は必要だ。「持久力系」「瞬発力系・筋力系」「混合系(球技)」、それぞれの競技における栄養摂取のポイントを紹介する。
栄養 特集 スポーツと栄養 〈巻頭インタビュー〉栄養摂取に近道なし! 三大栄養素をバランスよく スポーツは、健康を維持し暮らしを豊かにする、いまや生活には欠かせない存在となっている。どのようなスポーツでも日頃のトレーニングと体づくりは必須で、そのためには効果的な栄養摂取が求められる。しかし昨今はSNSなどからの誤った情報を鵜呑みにして不適切な食べ方をしている人も多い。基本は普段の食生活とほぼ変わらず、炭水化物・たんぱく質・脂質の「エネルギー産生栄養素」と呼ばれる三大栄養素をバランスよく摂り、水分をこまめに補給することなのだという。
食 暮らしの科学 第68回 野菜のアクは“悪”!? その正体と調理法 いつも当たり前のように実践していることでも、意外にその目的を知らないことがある。調理のアク取りもその一例だ。アクとは何か? なぜ取り除くのか? その方法は? 追究していくと、野菜の味の変化とそれに応じた新しいアク取り方法を知ることになった。