〈シリーズ〉がんから身をまもる 
第6回 緩和ケア 
つらさは痛みだけではない! 「心の叫び」に耳を傾ける

緩和ケアの対象は身体的な苦痛にとどまらず、精神的、社会的・経済的な苦しみなど、人が感じるあらゆる「痛み」に及ぶ。当然、痛み止めだけで問題が解決することはほとんどなく、すべての苦痛に最も有効とされるのは、実は患者とのコミュニケーションなのだという。「つらさを分かってもらえる」「理解してもらえる」と感じることで苦痛が和らぐこともある。事実、痛みのが上がることが報告されている。緩和ケアは、患者が現実を受け入れることを見守る患者主体の医療といえよう。