細胞と遺伝子 第12回 mRNA創薬の可能性は無限大

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を組み込んだDNAから、その遺伝情報を転写して人工的に作られたmRNAが細胞内に運ばれると、スパイクタンパク質が作られて抗原が提示され、やがて免疫獲得となる——。ワクチンの実用化が早かったのは、この基本の仕組みがほぼ完成していて、mRNAの情報を書き換えるだけで済んだからだ。さらに、この仕組みを使えばどんなタンパク質でも合成可能になるという。