〈シリーズ〉がんから身をまもる
第5回 栄養治療 患者個々に沿う栄養指導——がん病態栄養専門管理栄養士
抗がん剤治療はつらく、体重はどうしても減ってしまう。体重データは薬剤の投与量を左右するため、体重減少が続くと継続的な治療が難しくなる。治療を続けるには体重を落とさない適切な食事・栄養管理が重要だ。「がん病態栄養専門管理栄養士」は、がんに特化した栄養管理の専門職で、食事を摂れなくなった原因に基づき、調理学的、食品学的な観点から栄養指導を個別に行う。医師、看護師と連携し、がんの種類・病態・生活環境などを考慮したきめ細かなサポートをしている。