特集 要注意! よみがえった感染症 女性の梅毒患者が急増 性行動の多様化が一因
2022年、梅毒患者数が1999年に統計を取り始めて以来、初めて1万人を超えた。ただしこれは「氷山の一角」。というのも、梅毒の症状は多彩で見逃されやすいためだ。なかでも、20~24歳の若い女性の患者数が急増していることが危惧される。背景には性行動の多様化がある。例えば、SNSで出会った人とのセックスが感染拡大に大きく影響しているともいわれている。母子感染による「先天梅毒」の恐れもある。今はよく効く抗菌薬があるので、感染したら完治させることが大切だ。