特集 子どもの栄養 〈巻頭インタビュー〉
子ども時代の「栄養」が生涯にわたり影響を与える
幼児期の栄養、その後の各ライフステージの栄養が、成人期の健康に影響を与えることがわかってきた。青年期以降は自分の意識の変化から食事や行動を変えてより良い栄養状態につなげることができるが、子ども、特に幼児期の栄養状態をより良いものにするためには、養育者との関わりだけでなく、周囲の環境を整えることも重要だ。スクリーンタイムなどきわめて現代的な課題や、食品多様性といった新しい視点が示されるなど、子どもの栄養を体系的に考える知見もそろいつつある。