社会 暮らしの科学 第51回 もう迷わない!? 方向オンチの謎 爽やかな季節になると、ハイキングやドライブなど遊びに出かけることも多くなる。しかし、ワクワクする一方で、道を間違えたり迷子になったりしたら……という一抹の不安も。そこで今回は、方向オンチと方向感覚の関係について調べてみた。
社会 暮らしの科学 第50回 健康のために効果的な換気とは? 新型コロナウイルスの感染予防には換気が不可欠といわれている。だが、春先に心配なのが換気に伴う花粉の侵入だ。しかし、そもそも健やかで快適に暮らしていくために、なぜ換気をしなくてはならないのだろうか。そこで今回は換気について探ってみた。
社会 特集 微生物とサステイナブル ルポ 先端技術が可能にするファッションの未来像 世の中の動きに敏感なファッション業界は、すでにサステイナブルな社会に向けて動き出している。発酵を利用する藍染めなどは、古くから自然と調和しながら発展してきた。そして、現代においては、アミノ酸合成や遺伝子組み換え、また高分子ポリマーなど、微生物の先端技術による新たな繊維素材の開発が進んでいる。環境に負荷をかけないファッションの未来像が浮かび上がってきた。
社会 特集 微生物とサステイナブル 〈巻頭インタビュー〉多様で持続可能な世界へ 進化するバイオテクノロジー SDGsとは17項目の持続可能な開発目標のことだが、人類の将来を真に考慮するには、まずはサステイナブルとは何かを考え、原理原則を理解しなければならない。生物学においては、多様な生物が協調して生きていける生態系こそが、サステイナブルな社会の第一義だ。こうした考えに基づき、生物の力、特に微生物を利用するサステイナブル・バイオテクノロジーが、さまざまな分野で注目されているという。
社会 特集 ペプチドの世界 ペプチド合成が可能にする千差万別な「ものづくり」 1950年代に確立されたペプチド合成はその後も進化を遂げ、さまざま材料や製品開発、創薬など「ものづくり」に応用できるペプチドが数多く開発されるようになった。ペプチドで合成した金粒子を使ってがん細胞を特異的に熱して死滅させる光温熱療法や、再生医療に用いる細胞の培養界面の形成、ウイルスや爆発物を検知するセンサーなど、ペプチド合成が可能にする「ものづくり」はバラエティに富んでいる。
社会 暮らしの科学 第46回 夏の風物詩・花火 音と色彩の仕組み 夏の風物詩にはいろいろある。だが、ひときわ豪快で美しいのは、なんといっても打ち上げ花火だろう。ドーンという豪快な音に続いて夜空に大輪の花が咲く。なぜ、大きな音がするのだろうか? どのような仕組みで、あの多彩な色や形が描かれるのだろうか?
社会 特集 「脱炭素」の現実 〈現地ルポ〉目指せ「ゼロカーボンシティ」 北九州市城野地区の挑戦 CO2の削減には、暮らし方を変えていかなくてはならず、そのためには地域を挙げての取り組みが欠かせない。北九州市は早くから環境未来都市を標榜しており、2020年10月には、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする」ゼロカーボン(脱炭素)シティを宣言。市内の各地で具体的な取り組みを行っている。しかしゼロカーボンに貢献するような生活様式の確立にはまだ時間がかかりそうだ。
社会 特集 「脱炭素」の現実 第3世代の「火力発電」は温室効果ガス削減の切り札 政府は2050年までに脱炭素社会を目指すと宣言したが、達成までの道筋はかなり険しい。再生可能エネルギーの普及は不可欠だが、どうしても発電できない時間、つまりムラが生じてしまう太陽光・風力発電は、日本経済を支える安定した電力供給に不安が残る。そのムラを補完するためにも、火力発電の使用は現実的な選択といえよう。高効率の第3世代の火力発電技術は、「脱炭素」実現の一つの鍵となるかもしれない。
社会 暮らしの科学 第44回 もっと楽しく上手に歌いたい! 3月の卒業式、続く4月の入学式。そこには常に歌があった。だが、歌に苦手意識がある人にとっては憂うつなひとときだ。そこで今回は、オンチ克服をキーワードに、歌が上手な人はもっと上手に、苦手な人は正しい音程で歌えるようになる方法を探ってみた。
社会 特集 科学は伝わるか リスクコミュニケーションは科学者と市民の「対話」 本来、科学が本当に安全なのかという命題の検証には相当な時間がかかるものだが、現代社会は、その結論を待たずに科学を組み込むことで多大な恩恵を受けている。そのため、何かが起きたとき、科学者だけに正解を求めることはできない。つまり今の時代、最終的な決定権限は社会にあるわけで、その社会が納得するには、科学の使い方を「専門家」に任せるだけでなく、社会全体で十分に議論することが必要なのだという。