生物 特集 進化する「視覚化」 発光生物のメカニズムを応用する「リアルタイム」での観察 クラゲやホタルなど光を発する生物は、独自の発光メカニズムを持っている。最初に発見されたのは、オワンクラゲの光るタンパク質。その後、この蛍光タンパク質を応用した生体蛍光イメージングが開発され、細胞や組織を「生きたままリアルタイム」で観察できるようになった。結果、生命科学研究は大きく発展。今では、それぞれの生物が持つ発光メカニズムを生かしたイメージングが生み出され、精度の高い「視覚化」が可能に。がん細胞の動態解析など多方面に貢献している。