医学 突然襲ってくる致死的「血管病」 深刻な血管病「くも膜下出血」 原因の約80%が脳動脈瘤破裂 脳卒中の中で最も深刻な血管病といわれる「くも膜下出血」。脳内で突然、大量の出血が起こって重要な臓器に多大なダメージを与える。そのため30~40%は死亡、助かったとしても30%は重い後遺症が残ってしまう。原因の約80%が脳の動脈にできた脳動脈瘤の破裂による、くも膜下腔への出血だ。日本人の2~6%は「未破裂脳動脈瘤」を持っているとされ、女性に多いのが特徴。外科手術が唯一の治療法だが、薬物療法の研究も進んでおり、治療の幅が広がりつつある。