生物 特集 ミツバチの世界 〈巻頭インタビュー〉多様な社会的行動を持つ 人類には欠かせない昆虫 ミツバチと人類の関係は古代より続いており、今から4000年以上前の古代エジプト時代にはすでに、養蜂が行われていた。ミツバチの産生物は長い間、貴重な栄養源として重宝され続けてきたが、今では、花粉を媒介する送粉者として農作物生産にも欠かせない昆虫として知られるようになった。一方で、「8の字ダンス」をはじめ、巧みなコミュニケーションから成り立つ多様で複雑な社会的行動を持つ進化した社会性昆虫には、解明されていない謎も多い。今後の研究が期待される。