医学 「難治性皮膚疾患」治療の転換点 メカニズム解明で誕生したアトピー性皮膚炎の「新薬」 過剰な免疫反応で皮膚のバリア機能低下や強いかゆみが発症して、良くなったり悪くなったりを繰り返すアトピー性皮膚炎。これまでの治療法は炎症を抑えるステロイドなどの外用薬が基本で、決め手を欠いていた。しかしここにきて、かゆみのメカニズムが明らかになってきた。その結果、画期的な新薬が続々と開発され、重症でも安定したコントロールが可能になった。治療の選択肢も増えているという。
医学 特集 「難治性皮膚疾患」治療の転換点 早期治療がやはり基本の「単純ヘルペス」「帯状疱疹」 30歳時点で約半数の人が感染しているという「口唇ヘルペス」。繰り返し再発する「性器ヘルペス」。80歳までに3人に1人がかかるとされる「帯状疱疹」。いずれも知覚神経節に潜伏し、発症の機会をうかがっているヘルペスウイルスが原因だ。早期に治療を開始することが大切だが、なかなか決め手に欠けていた。しかし最近では効果的な新薬が開発され、発症・重症化を予防できるワクチンも登場している。