医学 特集 ここまできた! 「腎不全」医療 インフラに影響される透析医療 「激甚災害」に備える体制 重い腎不全の治療に欠かせない透析療法には「血液透析」と「腹膜透析」の2種類あるが、ほとんどが血液透析に頼っているのが現状だ。しかし血液透析は大量の清潔な水を消費するうえ、電気も必要となるため、インフラの状況に大きく影響される。そのため災害時は、被災地の透析施設と国や自治体との連携が重要な課題となる。近年、地震や台風、集中豪雨など、大規模な自然災害は増加傾向にある。いつかは起きる激甚災害を想定した、確かな体制づくりが重要だという。