無理なダイエットで体を壊して
バランスの良い食事と運動の大切さを実感
俳優、アイドル歌手としてデビューした当時、極端なダイエットをしたことで体調を崩したことがある大西結花さん。その経験から、自分の食べたい物をしっかりと食べ、睡眠もしっかりと取るようになったという。しかし年齢とともに、体調の変化が気になり始め、現在はパーソナルトレーナーと健康維持に取り組んでいる。
大西結花さんにまずは、幼少期の食生活で思い出に残っていることを伺った。
私は小さい頃、刺し身や焼き魚などの魚料理、野菜は大好きだったのですが、肉料理は苦手で唯一、ハンバーグが食べられるくらいでした。そのため、家族ですき焼きを食べていても、肉をよけて野菜ばかり食べていました。食事で一番大好きだったのは、母が作ってくれるだし巻き卵です。中学校はお弁当持参で、母が毎日入れてくれていたのですが、友達がそのだし巻き卵を食べたくておかずの交換をお願いしてくるほどおいしくて、クラスで評判でした。というのも、両親は私が小学校低学年くらいまで寿司屋をやっていたので、だし巻き卵はまさにプロの味だったのです。
芸能界デビューのため高校進学時に上京し、事務所社長の家での下宿生活がスタートする。
実家は大皿料理だったので自分の好きな物だけを取って食べていましたが、下宿していた事務所社長の家では、奥さまが1人分の皿で料理を提供してくれていました。そのため遠慮して、自分の好き嫌いを言うことができず、出された物はきちんと食べるようにしていたので、苦手だった肉料理も自然と食べられるようになりました。でも、育ち盛りの年頃だったこともあり、歌手デビューする頃に事務所のスタッフから“痩せなさい”と言われたのです。当時は、ダイエットに関する知識がなかったため、とにかく食べる量を極端に減らし、糖分を摂取しないようにしていたら、生理が止まり、精神的にもつらくて円形脱毛症になってしまいました。これは極端なダイエットが原因だと思い、それからは自分の食べたい物をしっかりと食べ、睡眠もしっかりと取るようにしました。おかげでドラマの撮影と学校の両立で忙しかった頃も、体調を崩すことなく、元気に仕事をこなしていました。
20歳を過ぎて一人暮らしを始めると、調理器具もいろいろとそろえて自炊生活に力を注いでいた。
調理器具は、普通のフライパンだけでなく、母直伝の卵焼きを作るための四角いフライパン、中華鍋に片手鍋と両手鍋など、いろいろな物を買いそろえて自炊をしていました。でも、当時のマネージャーに一人暮らしの20代女子で卵焼き用のフライパンを持っているのは、結花以外にいないと笑われた記憶があります。
〈左〉ある日の朝食は、パン、サラダ(レタス、ロメインレタス、きゅうり、パプリカ、ミニトマト、ロースハム、ブロッコリースプラウト)、ゆで卵、天然塩、ヨーグルトといちごをブレンドしたドリンク。
〈右〉ある日の夕食は、ご飯、お味噌汁(大根、ほうれん草、ねぎ)、大根おろしハンバーグ、野菜ソテー(にんじん、新じゃが、スナップエンドウ、玉ねぎ、もやし、しめじ、キャベツ、豚肉)、サラダ(レタス、パプリカ、ブロッコリー、ミニトマト、きゅうり、マッシュルーム)、ちくわとみょうがのあえ物(ちくわ、みょうが、わけぎ、マヨネーズ、柚子胡椒)。(写真提供:大西結花)
パーソナルトレーナーにトレーニングメニューを組んでもらい、バランスの良い食生活と適度な運動に取り組んでいる。そのおかげで現在は体調の良い日々を過ごしているという。(写真提供:大西結花)
たんぱく質の摂取も大切にしている
仕事も落ち着き自分の時間ができてくると、自分の体調の変化も気になりだしてきたという。
40代になると、いろいろなことが今まで通りにいかなくなっていました。それでも、私は子どもの頃から野菜が大好きでよく食べているので健康には自信があったのですが、健康診断で先生から栄養失調気味と言われました。そのとき、「肉を食べてますか」と聞かれたので「食べています」と答えたのですが、その量が少なすぎてたんぱく質が足りていないと言われました。確かに主人から、もっと肉を食べたいと言われたことがあったのを思い出しました。それからは、野菜と肉の栄養バランスと量を考えながら、納豆、卵、豆乳などのたんぱく質をきちんと摂取するようにしています。
現在は、パーソナルトレーナーの下で体にいい食事と運動を実践している。
若い頃に極端なダイエットで体を壊した経験があるため、雑誌のダイエット企画で知り合ったパーソナルトレーナーに、トレーニングメニューを10年以上組んでもらっています。半年や1年の長いスパンのプログラムで、食べないで極端に絞ったりするのではなく、しっかりと栄養を摂りながら体を動かして脂肪を燃焼させることの大切さを実感しています。
最後に大西さんから、同世代の読者に向けて食と健康に関するアドバイスを伺った。
私は1週間に2、3回ですが、朝起きて1時間くらいウォーキングをしています。単純に歩くのではなく、大股で息が上がるくらいのスピードで歩くことを大切にしています。走るのが苦手な方は、普段の移動時に歩幅を通常より少し大きくするだけで、簡単な運動になるのでオススメだと思います。






