気になる人の「気にする食卓」第96回 はな

構成/編集部  写真/細田 忠

HEALTHIST INTERVIEW

はな

(モデル・タレント)

1971年12月21日生まれ。神奈川県横浜市出身。17歳からモデル活動を始め、学業と並行して活動を続ける。その後、テレビやラジオ、ナレーター、エッセイ執筆など活動の範囲を広げ、現在はFMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のDJを担当。2026年4月、ショップチャンネルにて自身のファッションブランド「pooka」がデビュー。

(衣裳:pooka)

おいしく食事をするための運動に加え
食材を見極める目と舌も鍛えています

高校2年生のときに、雑誌の専属モデルとしてデビューし、その後はマルチな才能を幅広い分野で開花させて活躍するはなさん。モデルという仕事から、ストイックな食事を想像されることが多いが、子どもの頃から食事はしっかり食べていたという。しかも、おなかがすくと体が動かなくなるタイプで、規則正しい食事時間を常に大切にしている。

はなさんにまずは、幼少期の食生活に関する思い出について伺った。

母方の祖父が始めたお店が横浜中華街にあり、その裏にあった家に6歳まで住んでいました。そのため幼少期から、生活の中心には常に食があり、食べることが大好きという環境で育ちました。しかも母は、朝からステーキを焼いたり、ラーメンを作ったりと、普通は夜に食べるものを朝の食卓に並べていました(笑)。でも私は、おなかがすいて目が覚めるタイプなので、出された食事を朝からガッツリ食べていました。

中学・高校時代は、1日4食以上食べていたが、太ることはなく背がどんどん伸びていく。

私は、2歳から高校卒業までインターナショナルスクールへ通っていて、中学・高校時代の母の弁当は、焼き鳥3本がご飯の上にどーんとのっていたり、特大のおにぎりに親指大のタラコが入っていたりと、ボリュームたっぷりでした。放課後には、友達とパスタなどを食べたりして、帰宅後に夕食も食べていたので1日4食という生活でした。しかも、食卓の夕食だけで満足しない場合は、最後に新潟県の郷土料理で海藻のみで作られている「えご」を母から渡されて、それをずっと食べていました(笑)。私の家系は、父方も母方もみんな細身で背が高く、その遺伝のおかげなのか、太ることはなく、背だけがどんどん伸びていきました。

小学生時代からいろいろなスポーツに挑戦し、常に体を動かしていた。

小学生の頃は空手を習い、中学ではバレーボール部に所属し、それ以外にもテニスやゴルフ、スキーなどのスクールにも通っていました。それだけ体を動かしていたので、ごはんをたくさん食べても代謝が良かったのだと思います。

ある日の朝食は、ご飯、イクラ、タラコ、卵黄入り納豆、自家製梅干し、きゅうりとたくあんの京漬物、手作り味噌で作ったあおさの味噌汁。酢が好きで、タラコや梅干しには酢(右上)をかけて食べている。(写真提供:はな)

酸菜白肉鍋(スワァンツァイパイロウグゥオ)をアレンジした酸菜鍋。白菜を5日間ほど発酵させたものと、牡蠣(カキ)、豚バラ肉、豆腐、ねぎ、エリンギ、油揚げをごま油で炒め、かつおだしで煮ている。(写真提供:はな)

母親がよく作ってくれたラザニアを、再現して食べることも。カッテージチーズを挟んでいるのが特徴。(写真提供:はな)

お菓子作りも大好きなはなさんのオリジナルケーキ。桜の塩漬けを散らしたロールケーキ。(写真提供:はな)

好きなものを作っておいしく食べる

撮影の仕事は時間が不規則で、食事の時間を確保できないときは手作りお菓子を食べていた。

モデル撮影の仕事は、撮影優先で昼食が夕方になってしまうなど、時間が不規則なんです。私はそういうのがとても苦手で、おなかがすくと体が動かなくなって、全身に震えが出てしまいます。そこで撮影時の空腹を満たすために、自分で作ったクッキーなどのお菓子を現場に持っていって食べていました。そのおかげで、お菓子作りの腕前も上がり、雑誌でお菓子の連載を持つほどになりました。

現在、食生活では自分の好きなものを作って食べていて、漬物や味噌なども自家製だという。

中華街で生まれ育ったこともあり、高いものではなく、きちんとおいしいものを食べたいという意識をずっと持っています。その中でも発酵食品が好きで、冬になると白菜を買ってきて、茎の部分まで漬物にして、一部を中華風の漬物にと、2通りの方法で楽しんでいます。また、友達と一緒に味噌を造ってもいます。とにかく自分の好きなものを作って、おいしく食べたいという思いから、納豆を自分で作ったこともありますし、いろいろと挑戦しています。

朝は仕事がどんなに早くても、ご飯、納豆、味噌汁の和食をしっかり食べています。昼は仕事先で食べることが多く、夜はプロ野球シーズンだと試合開始前までに夕食の支度を終わらせて、テレビ中継のスタートとともに食べ始めます。料理は、いろいろなものをつまんで食べられるパーティー料理みたいなのが多いですね。でもシーズンオフは、テレビ中継もないので17時に夕食を食べ、用事がなければ20時には寝ます。生きていく上で、食と睡眠を大切にしたいので、10時間は寝るようにしています。

最後に、はなさんから読者に向けて、食と健康に関するアドバイスを伺った。

私は、おいしい食事のために、運動をしておなかをすかせておくことを大切にしています。それに加えて毎日スーパーへ行き、食材とにらめっこして一番輝きのある旬のものを選ぶようにしています。そうすると、自然とバランスの良いおいしい料理になり、健康にもつながると思っています。皆さんも、自分の目や舌を鍛えて、食材を選ぶようにしてみてください。

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ヘルシスト 296号

2026年3月10日発行
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