食 特集 農業革命 進化するスマート農業——仮想空間で行う「農作業」 スマート農業はロボットやAI、IoTなど先端技術を活用し、高度に分析された農業データを基に省力化、効率化、高品質生産、環境負荷低減などを目指す新しい農業で、2000年代に一般に知られるようになった。以降さまざまに進化し、現在は、農場の仮想空間「バーチャルファーム」上でロボット農機などの遠隔監視・操縦を行う実証実験が進んでいる。生育状況をシミュレーションすることで収穫時期や収穫量などが予測でき、作業計画の最適化が図れるため、将来の農業として期待される。
自然 特集 科学的防災のススメ 進化する観測システム——陸海統合地震津波火山観測網 地震大国・日本は、地震、津波、火山活動に関して最も進んだ観測システムを有する国の一つだ。全国の陸域から海域までを網羅する約2100カ所の観測データを統合し、気象庁などの関係機関と効率的に情報共有を行うため、防災科学技術研究所は陸海統合地震津波火山観測網(MOWLAS)の本格的な統合運用を2017年に開始した(図1)。地震発生直後に緊急地震速報が配信され、約1分半で震度情報が出される。これができるのは日本だけだ。